脱毛は癌になるリスクがあるって本当?がんと脱毛の関係について

「脱毛の光やレーザーは皮膚がんになるリスクが高くなる!」という噂を聞いたことがあるかも知れません。
たしかに脱毛ってレーザーやフラッシュの光を肌に照射するから、そう言われるとそうかも知れない…!なんて気がして怖くなってしまいますよね。
だけどそのような噂話は本当なのでしょうか?
今回は、脱毛をすると皮膚癌になる可能性はあるのか、脱毛のリスクや危険性について見ていきたいと思います。
始める前にいろいろと心配事が多くなる脱毛ですが、こちらには私の脱毛体験を書いています! クリニックや脱毛方法選び、恥ずかしい毛深い悩みエピソードなどなど全暴露。
ぜひ参考にしてくださいね!
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私のVIO・顔含む全身脱毛体験談
目次
脱毛のレーザーで癌になる可能性は?
結論から言ってしまうと、脱毛レーザーで皮膚がんになることは考えにくいです。
原因がまだはっきりとしているわけではないのですが、皮膚がんというのは白人に多く発症するすることから紫外線が関係していると言われています。
同じ太陽光でも波長の長い赤外線と波長の短い紫外線があり、どちらも太陽光から発せられている光の一部でもあります。
そして、脱毛に使用されるレーザーやフラッシュの赤外線の光と太陽光から発せられている紫外線の光の違いは、その波長の長さです。
紫外線はビタミンDの生成や殺菌作用、人の皮膚や細胞を活性化させる働きがあります。しかし、大量に浴び続けると皮膚病の原因になると言われています。
一方、赤外線は地表を温める作用があり、生物や植物にとってはなくてはならないものです。
赤外線の中でもさまざまな波長によって光は分類され、身近な物ではリモコンや通信にも利用されています。
医療脱毛で使われる脱毛機から出る赤外線の光は、細胞にまで届く強いエネルギーを持った光ではありません。そのため、脱毛の施術で皮膚がんを起こす可能性は限りなく低いと言えます。
また、皮膚科・形成外科の医師を中心に1987年に設立された日本医学脱毛協会という団体も、レーザー脱毛で皮膚がんになる心配は無用と断言しています。
しっかりとした医療機関の言葉には安心できますね(^^)
脱毛で体に起こる悪影響は何もない?
赤外線の光が使われている脱毛機では発がん作用はないことはわかったけど、何もリスクや危険性はないのかって心配ですよね。いくら安全とは言え、レーザーを皮膚に当てて、毛根を死滅させようとしているんだから…。
赤外線の光が内臓や血管に影響を及ぼし病気になるということはないのですが、実は少しだけリスクや心配事はあります。
そんな脱毛で起こりうるリスクや危険性についてもちゃんとご説明しますね!
脱毛で考えられるリスクや危険
毛根に高熱を与えることで毛根組織を破壊するレーザ脱毛。
その熱が原因で毛穴の中や周囲にダメージが現れたり、肌のバリア機能が一時的に低下する脱毛は、危険性ゼロというわけではないです。
言い換えれば、誰にでもトラブルは起こり得るということ。
では、起こる可能性が高いトラブルと、起きてしまった時の対処法を見ていきましょう。
①レーザーの熱で炎症・火傷
よくあるトラブルはレーザーの熱による軽い炎症。毛根を破壊するほどのパワーを持ったレーザーを肌に照射した施術後は、皮膚に少し赤みが出るというのは仕方ないこと。
乾燥や保湿が足りないと、炎症や火傷を起こすリスクが高まります。
この皮膚の炎症はほとんどの方が経験することだと思います。私は特に、背中や二の腕など産毛の部分の照射後は少しヒリヒリしていました。
通常、基本的には脱毛から1日〜2日ほど経過すると炎症は元に戻ります。
ですが、あまりにも強いパワーで照射してしまうと火傷を起こしている場合があり、3〜4日赤みが引かないということも。
水ぶくれになってしまったり、ただれてしまったら大変です。
●考えられる原因と対策
脱毛はやはり少し痛みがありますが、火傷が起こってしまう原因は照射パワーが強すぎること。また、その照射の痛みを我慢しすぎていること。
パワーが強い方が早く効果が期待できそうだし、なんとなく痛いって伝えるのが申し訳ないような気がするのもわかりますが、痛みがあまりにも強い時はすぐにスタッフに伝えましょう。
火傷を起こさないためにも、普段からの保湿ケアで肌の水分量を多くしておくことは肌トラブルを防ぐことにつながります。
また、日焼けをしている場合も火傷を負うリスクが高まります。脱毛前は紫外線対策をしっかりと!
火傷をして肌を傷めてしまったら、次にまた脱毛に行くのもおっくうになってしまいますもんね。
●火傷を起こしてしまったら
脱毛クリニックでは脱毛後に赤みが出たときのために軟膏を事前にもらうと思います。軽い炎症の場合はその部分を流水や冷たいタオルなどで冷やして、軟膏を塗って様子を見ましょう。
赤みが良くならない場合は脱毛クリニックに相談して、対処してもらいましょう。できるだけ早い対応が火傷の跡を薄くさせます!
②硬毛化・多毛化
脱毛をしているにもかかわらず、まれに起こる逆に毛深くなってしまう現象を硬毛化・多毛化といいます。
一般的には脱毛を続けることでその頑固になった毛もなくなるはずなのですが、体質などでよくならない場合が。
●考えられる原因と対策
はっきりとは解明されていませんが、弱い力で照射されたときに毛根組織が活性化されて毛が濃くなってしまうことがあるようです。
原因は、毛根にまでダメージが届かないことが考えられています。エステ機関で行われているパワーの弱い光脱毛で起こることが多いので、クリニックで行う医療脱毛がおすすめです。
●硬毛化を起こしてしまったら
弱い照射が原因の場合は出力を上げます。
しかしはっきりとした原因がわからないとされているので、脱毛の機種を変えるなどしてレーザーの波長を変えること、一旦その部分の脱毛をお休みするなどの対応が行われています。
どうしても良くならない場合は、電機の流れる針を毛穴に入れて脱毛するニードル脱毛へ切り替えることで脱毛効果を得ることができます。
③汗が増える・においが強くなる
主にワキ脱毛でよく噂される汗やにおいが強くなったという不満。しかし、そう感じるようになったというだけで、脱毛することで汗をかきやすくなったり体臭がきつくなるということはありません。
●考えられる原因
毛があることでせき止められていた汗が、毛が無くなったことで流れやすくなります。
その流れた汗が洋服に直接付くことで汗ジミになったり、繊維と汗の菌が混ざってにおいが発生してしまう、ということが原因とされています。
●対策
塗るタイプの制汗剤を汗をかく前にぬりましょう!だいぶ改善されますよ◎また、汗をかいたらこまめに殺菌作用のあるウエットティッシュや汗ふきシートでふきましょう。
汗の気にならない洋服を着る、ワキを冷やす、清潔に保つ、気にしすぎないことなどの対策はありますが、どうしても改善されず気になる場合はボトックスを打つなど多汗症治療で汗は止まります。
リスクを低くするためにできること
- 日々の保湿ケア
- 紫外線対策
- 生理前後や肌が弱っている時期の脱毛を避ける
- 脱毛前に薬を飲まない
- 経験豊富なクリニックを選ぶ
日々の保湿ケアや紫外線対策は肌を健康に保ちます。肌が弱っている時期はその分トラブルが起こる可能性が高いので避けましょう。
そして薬の種類によっては、レーザーの光に過剰反応を起こして炎症や皮膚炎を起こしてしまう可能性があるので脱毛前の薬の服用は避けましょう。どうしても飲まなければならない場合は、医師に相談してくださいね。
また、経験豊富なクリニックを選ぶことでもしトラブルが起こってしまった場合も適切な処置を施してもらえます。カウンセリングでクリニックの様子を見たり口コミサイトなどで比較して選びましょう。
私も全身医療脱毛に通っていて、その経験から感じたおすすめのクリニックをこちらの記事で紹介しているので、よかったら参考にしてみてください◎↓
まとめ
日本医学脱毛協会が明言しているとおり脱毛機は体に害のない光を使っていることから、脱毛で皮膚がんになる可能性は限りなく低いことがわかりました。
ですが、脱毛には炎症や火傷、硬毛化などのリスクも存在します。多汗症になってしまったと錯覚を起こしてしまうことも。火傷や炎症はレーザーのパワーが強いことから起こるので、我慢しすぎないことが大切です。
硬毛化は脱毛してみなくてはわからないことになってしまいますが、大体の場合は脱毛し続けることで改善します。最終手段でニードル脱毛もあるので、心配しなくても大丈夫ですよ◎
汗は洋服やデオドラント、こまめに拭くなどで対策してみて下さいね。
リスクを低くするためにできることでご紹介した5つのことも守って、心配やストレスのない脱毛期間を送りましょう(^^)